CoinbaseのCEOは、規制の精査の中で取引所が米国から撤退することはないと予想

アメリカのトップクリプト通貨取引所である、CoinbaseのCEOであるBrian Armstrong氏は、取引所が米国証券取引委員会（SEC）からの圧力に屈することはないとほのめかしています。SECとその議長であるGary Gensler氏を公然と批判してきたArmstrong氏が、月曜日にさらなる非難を浴びせました。

Armstrong氏は、月曜日にCNBCとのインタビューで、Gensler氏がクリプトに対する、ある種の個人的なキャンペーンを主導していることを示唆しました。

Armstrong氏は次のように話しています。「SECの議長であるGary Genslerは、何らかの理由で、より反クリプト的な見解を示している。」

 Armstrong氏によると、Gensler氏が率いるSECは、クリプト業界を規制するというより、むしろ抑制することに興味があると考えられています。このため、SECは3月にCoinbaseにウェルズ通知を送り、同取引所に対する今後の強制執行を示唆しました。

Coinbaseは3月の通知以前から規制当局と一進一退の攻防を繰り広げていたことは特筆に値するでしょう。 SECは、Coinbaseが投資家に未登録の証券を販売していると主張している一方で、取引所はこの主張に反論しています。

しかし、Armstrong氏は、この状況全体から得られる良いことがあるかもしれないと考えているようです。同氏は、常に監視の目を光らせてきたことで、取引所は裁判所から必要とされる明確な情報を得ることができる良い立場になったのかもしれない、と言います。そして、彼によると、これは会社だけでなく、クリプト業界全体に利益をもたらすことになるといいます。

Coinbase取引所は米国を離れない

一方、Armstrong氏は、先月ロンドンで開催されたフィンテック会議での発言を撤回しました。当時、同氏は、取引所がビジネスにもっと適する環境に本社を移すことを思案していることを示唆しました。しかし、CNBCの取材に応じたArmstrong氏は、コインベースはもう海外移転しないと明言しました。また彼は、米国は英国とは異なり、規制のアプローチにおいて遅れていることを認めており、以下のコメントを残しました。

「我々は常に米国でのプレゼンスを持つつもりだ。しかし米国は現在、少しの遅れを取っている。」

また、Coinbaseは世界的な拡大を目指し続けており、現在アラブ首長国連邦への投資を検討しています。これは、月曜日のインタビューでArmstrong氏が発表したものです。

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