YouTubeの新トップは昨年、メタバースはまだ黎明期だと発言しましたが、親会社は一貫してWeb3サービスの統合を進めてきました。
YouTubeの新CEOであるニール・モーハン氏は、Web3技術マニアで、時間をかけてNFTとメタバースを推進してきました。モハン氏は、前CEOのスーザン・ウォジッキ氏が9年間トップを務めた後、退任することを発表したため、現在の役職に就きました。CEOに加え、さまざまな役職を歴任し、Googleが所有する世界規模のオンライン動画共有、そしてソーシャルメディアプラットフォームの発展に参画してきました。
ウォジッキ氏は、新CEOとしてモーハン氏を紹介する一方で、「個人的なプロジェクト」を含む新たな章を始めるために、YouTubeから退社することを発表しました。また、新CEOが長年にわたってYouTubeの成長に貢献してきた事も述べました。ブログ記事によると、モーハン氏はグーグル(NASDAQ: GOOGL)でのダブルクリック買収から始まり、2015年にYouTubeの最高製品責任者に就任しました。さらに、彼はUXを担当するチームを作り、同社のトッププロダクトの立ち上げに大きく関わりました。モハン氏は、YouTube TV、Music、Premium、Shortsの展開に一役買ったことでも有名です。ウォジッキ氏は、YouTubeの新CEOについて、長年にわたって同社を支えてきた「素晴らしいリーダー」であると言及しました。
新CEOであるモーハン氏は昨年、YouTubeが急成長するWeb3技術を統合する可能性を探っていることを明らかにしていました。そして2022年2月のブログ記事で、最高製品責任者は、同社がメタバースや、ユニークデジタルトークン、NFTといった他の技術を活用する可能性があると書いていました。また彼は、視聴がより没入感のあるものになる可能性についても言及をしました。これは、メタバースをゲームに導入し、「ゲームにもっと多くのインタラクションをもたらし、ゲームをより生き生きとしたものにする」ことから始まる可能性があります。
モーハン氏は、Web3がクリエイターにより多くの機会を与えることに言及し、以下のように記載をしています。
「ブロックチェーンやNFTのような新しい技術によって、クリエイターがファンとより深い関係を築けるようになると信じています。ブロックチェーンやNFTのような新しい技術によって、クリエイターとファンがより深い関係を築き、一緒に新しいプロジェクトを立ち上げ、これまで不可能だった方法でお金を稼ぐことができるようになるでしょう。例えば、ファンがお気に入りのクリエイターのユニークな動画、写真、アート、さらには体験を所有するための検証可能な方法を与えることは、クリエイターとその視聴者にとって魅力的な展望となり得るでしょう。」
YouTubeの新トップであるモーハン氏は昨年、メタバースはまだ初期段階にあると述べていましたが、同社の親会社は一貫してWeb3サービスの統合を進めてきました。この技術大手は、2022年10月にクラウドベースのノードエンジンサービスを発表しました。同社は、新しいブロックチェーンであるノードエンジンは、イーサリアムの開発者とプロジェクトのためのものであると付け加えています。発売後まもなく、グーグルはブロックチェーンノードエンジンをソラナブロックチェーンに拡大すると発表しました。
その他のニュースとして、YouTubeは最近、クリエイターがコンテンツを収益化できる「Creator Muskc Platform」を発表しました。この新機能は、まず米国でYouTube Partner Program参加者(YPP)のみを対象に提供されます。
本記事は下記出典元の許諾の上、翻訳版記事を掲載しております。
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