人工知能を搭載したサプライチェーンソフトウェアのスタートアップであるPandoは、約3000万ドルのシリーズB資金調達ラウンドを終了したことを発表しました。サンノゼとチェンナイに本社を置く同スタートアップによると、シリーズB資金調達ラウンドはIron PillarとUncorrelated Venturesが主導し、Nexus Venture Partners、Chiratae Ventures、Next47などの既存投資家が参加しました。その結果、Pandoのスタートアップは、サプライチェーン管理の合理化のために総額4500万ドルを調達しました。
同社はこの資金を、世界的な販売、マーケティング、配送能力の拡大に充てるつもりです。PandoのCEO兼創業者であるNitin Jayakrishnan氏によると、今回の資金調達は、Fortune 500の顧客に採用される中、今後の成長にとって非常に重要であるとのことです。
「我々は常に利益率の高い成長を目指してきました。粗利益率は80%です。1年半ほど前までは、1:1のバーンレシオでした。しかし、この1年半で、燃焼比が突然1:3に拡大したため、現在は1:1.5くらいに抑えています。今年は1:1に戻す予定です。」とJayakrishnan氏は述べました。
Pandoは、ユタ州にある世界最大の単一生物とされる森林からその名を取って、会社の名前をつけました。Pandoは、サプライチェーン管理における様々なタスクを達成するための様々なツールやアプリケーションを持っています。またPandoは、APIを通じて、顧客がツールやアプリケーションをカスタマイズできるようにしています。
「Pandoのノーコード機能は、ビジネスユーザーがプラットフォームの整合性を維持しながらアプリケーションをカスタマイズすることを可能にし、カスタマイズのたびにITリソースの必要性を減らすことができます。」とJayakrishnan氏は付け加えました。
Iron PillarのパートナーであるMohanjit Jolly氏は、Pandoのスタートアップは、チェンナイにあるFortune 500のアカウントを閉鎖する能力を持つため、彼の視点からはユニークであると述べています。
Pandoは、サプライチェーン管理ツールへのシームレスなアクセスを提供するために、人工知能を大幅に活用しています。さらに、Pandoのフルフィルメントクラウドは、過去何年も使用されており、収益実績が証明されています。例えば、同社はAIプラットフォームを使って、顧客の注文とサプライヤーをマッチングさせています。
その結果、Pandoのスタートアップは、新しい業界や地域、特に顧客の50%が居住する米国での拡大に注力しています。
2018年に設立されたPandoは、アジア太平洋と中東の市場にも多大な参入を果たし、どちらも収入収益の約50パーセントに貢献しています。特筆すべきことに、同社は昨年、約500万ドルの収益と、年間約35万ドルの平均契約額を報告しました。Pandoの注目すべき顧客には、Johnson & Johnson、Nestle、Nivea、Accuride、Danaher、Perfetti Van Melle、BP Castrolなどが含まれます。
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