MyEListing不動産プラットフォーム、Coinbaseと連携しビットコイン決済に対応

不動産購入におけるクリプト通貨の利用は、ますます盛んになってきている。

米国の商業不動産マーケットプレイス「MyEListing」は、Coinbaseと統合し、ビットコイン決済を受け付けるようになった。このプラットフォームにより、ユーザーはビットコインとフィアットの両方で米国の不動産物件を購入できるようになる。4月20日にテキサス州の物件を掲載する形でローンチし、6月には米国の一部の州に拡大する予定だ。

MyEListingは、不動産業者が米国の商業用および住宅用不動産を掲載し、世界のどこからでも暗号と現金による支払いを受け付けることができるようにするものだ。このプラットフォームは、NAI Global、Colliers、Cushman & Wakefieldなどの会社をサポートしている。買い手は、ASAP（accelerated sale and purchase）プログラムにより、1営業日以内に購入を完了することができるようになる。MyEListingは、安全で効率的な不動産売買の方法として注目されているこのプログラムの開始により、人々の不動産投資方法に革命を起こすことを期待している。このプラットフォームにより、取引時間は平均の約50倍に短縮されると推定される。

「この取り組みは、暗号と不動産業界のイノベーションを促進します。」とMyEListing.comのCEOであるCaleb Richterは言う。「不動産の商取引には変化が必要です。他の州や国はともかく、地元の近所で不動産を購入するのは現状でも十分困難です。ASAPプログラムを使えば話す言語や世界のどこにいても、誰でも最短1営業日で暗号を使ってアメリカの不動産を購入することができます。」

この取り組みは、MyEListing、Coinbase Commerce、Millennial Title、Championship Titleの提携によるものだ。MyEListingはリスティングとデータプラットフォームを提供し、Coinbase Commerceは買い手のビットコインを売り手のためにフィアットに変換し、Millennial TitleとChampionship Titleはタイトルワークを監督する。

https://twitter.com/MyEListing/status/1649111094080815104?s=20

不動産業におけるビットコインなどのクリプトペイメントの活用とその先

不動産購入におけるクリプト通貨の利用がますます盛んになってきている。今年初め、バーレーンのトップ不動産開発業者であるBin Faqeehは、同社の顧客がビットコインとShiba Inuを使って不動産の支払いを行うことができると発表した。Title Partners of South Florida Inc、Kuper Sotheby’s International Realty、One Sotheby’s International Realtyも、クリプトを使って支払った不動産取引を成立させたと報告されている。

不動産以外の企業で暗号による支払いを受け入れているのは、テスラ、ペイパル、スターバックス、ツイッチ、タイムマガジン、AMCなどがある。

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