Mastercardのプロダクトリードは、彼自身が、一連の管理の行き届いていないプロセス、ミスコミュニケーション、社内の非効率性によって引き起こされたハラスメントと精神的苦痛の被害者であると述べました。
2月2日、Mastercardが運営する非代替性トークン(NFT)のプロダクトリードであるSatvik Sethi氏は、NFTで辞表を作成した後に職務を辞任しました。
Sethi氏は一連のツイートで、退職の決断について「簡単なことではなかった」と説明しました。さらにSethi氏は、今後も集中し、フルタイムのアート制作に取り組むと説明しています。
退職願の中で、Sethi氏は以下のように述べています。
「ご存知のように、私はWeb3に対して非常に情熱を持っており、その情熱が2021年の現在の職務につながりました。私は長い間、Web3が世界をより良く変える可能性に魅了されてきました。そして今が、これまで以上に、私のベンチャー、私のアート、私の業界知識を通じて、この空間に完全に没頭するのに適した時期であると信じています。」
Sethi氏は、デジタル・コレクティブルズ・プロトコルのManifoldを使用して、オープン・エディションのNFTとして辞表を制作しました。また、このNFTの収益は100%「サバイバルのために使われる」と付け加えました。”New Beginnings”と名付けられたこのプロジェクトは、1つ0.023ETH(約38ドル)の価格で販売されています。また、これまでに12枚のNFTが制作されました。
Mastercardから離れ、同社の元NFTプロダクトリードは、自身のWeb3ソーシャルネットワーキングとコミュニティ構築サイトJoincircleの構築にさらに時間を割く予定です。
Sethi氏はTwitterの長いスレッドで、会社から完全に見放されたと感じた事を綴っています。ビザの問題でニューヨークからロンドンに移ったところ、給料は40%カットされ、仕事量は200%増加したといいます。さらにSethi氏は、生活費を稼ぐために副業をしなければならなかったとも話しています。
「Mastercardでは、管理が行き届いていないプロセス、ミスコミュニケーション、社内の非効率性から始まる嫌がらせや、精神的苦痛の犠牲となりました。様々な問題がある中でも、時には、上層部に懇願しなければ、何ヶ月間も給料がもらえないこともありました。」さらにSethi氏は、3ヶ月の通知期間があったにも関わらず、1ヶ月分の給与しか受け取れず、ボーナスもないという、会社の非倫理的な人事慣行を指摘しました。また、同氏が会社で経験した過去の会話を指摘すると、彼はすべてのアカウントからロックアウトされました。
「彼らは、私の信用を落とそうとするかもしれないし、私の貢献を軽んじるかもしれないです。しかし現実では、世界中のパートナー、顧客、そして地域チームは、Mastercardと NFTといえば私のことを連想するのです。もし誰かがWeb3について質問がある際には、CMOからアナリストまで、すべて私にその回答を求めて転送してくるのです。」と彼は付け加えました。
本記事は下記出典元の許諾の上、翻訳版記事を掲載しております。
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