「JR九州NFT」が創造する新しいファンコミュニケーションの形とは?

NFTの一時的な熱狂は鎮静化した。暗号資産に冬の時代(Crypto Winter)が到来し、世界最大のNFTマーケットプレイス「OpenSea」の売上高も、20221月の487000万ドルから20237月は12700万ドルへと急減している。(約97%減)

https://dune.com/rchen8/opensea

しかし、それでNFTが終わったわけではない。なぜなら、NFTの本当の価値は『奇抜な画像を投機目的で売買すること』ではないからだ。むしろ、NFTの本格的な社会実装は今まさに進んでいる。

NFTNon-Fungible Token)は、非代替性トークンと訳される。非代替性トークンは、資産に対して個別の価値や所有を証明できるブロックチェーン技術だ。つまり、NFTは資産そのものではなく、資産を有効活用するための新しい技術。そのため、NFTの可能性と適用範囲は限りなく広がりつつある。

そんなNFTの可能性に着目し、新たなファンコミュニケーションや地方創生に活用しようとしている企業が九州旅客鉄道株式会社(以下、JR九州)だ。2023719日、独自のマーケットプレイス「JR九州NFT」がリリースされた。鉄道ファンはもちろん、多くの顧客との多様な接点を築くとともに新しい価値や九州の楽しみ方を提案することを目指すという。

JR九州NFT」とは?鉄道×NFTの新しい可能性とは?

JR九州NFT」の推進役である 九州旅客鉄道株式会社 事業開発本部 デジタル事業創造部 副課長 牛島卓二氏に聞いた。

鉄道×NFTの新しい可能性に挑戦する

九州旅客鉄道株式会社 事業開発本部 デジタル事業創造部 副課長 牛島卓二氏

ー九州旅客鉄道株式会社 事業開発本部 デジタル事業創造部についてご紹介ください。

 

ここからは無料会員限定の記事です

無料会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

  • オリジナル記事が読み放題
  • 参加者限定イベントへのご招待
  • ニュースレターの配信

ログイン

Googleでログイン Facebookでログイン Twitterでログイン
または
パスワードをお忘れの方はこちら

アカウントをお持ちでない方は新規登録

新規登録(無料)

Googleで新規登録 Facebookで新規登録 Twitterで新規登録
または

すでにアカウントをお持ちの方はログイン