イーサリアム開発者、2023年3月に上海ハードフォークを計画

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「上海」をめぐる大きな盛り上がりは、このハードフォークによって、投資家がバリデーターで張り付けたETHを引き出せるようになることだ。

イーサリアムマージは、イーサリアムブロックチェーンの歴史において、今年最も重要な出来事の一つであった。今、イーサリアムブロックチェーンの開発者たちは、さらなる発展に取り組んでいる。12月8日(木)、イーサリアムの開発者は、ネットワークの次のハードフォーク「上海」のリリース目標時期が2023年3月になることを発表した。「上海」にまつわる大きな盛り上がりの1つは、このハードフォークにより、投資家がバリデーターに張り付けたETHを引き出すことが可能になることだ。

Ethereum Improvement Protocol(EIP)4895の実装により、ユーザーはBeacon Chainに張り付けられたETHを引き出すことができるようになる。上海ハードフォークでは、イーサリアムの開発者は「EVM Object Format」(EOF)の実装に対応することにも合意している。

これは基本的に、Ethereumがスマートコントラクトを実行するプラットフォームであるEthereum Virtual Machine(EVM)をアップグレードするためのEIPをまとめたものだ。このEIPのリストには、EIP 3540、EIP 3670、EIP 4200、EIP 4570、EIP 5450が含まれている。

来月1月5日には、All Core Developers callが予定されている。開発者はそれまでにEOFを実装しようとするだろう。もしそれまでに実装が実現しなければ、これ以上ステークしたETHの引き出しを遅らせないように秋に延期するとのことだ。

上海に続くもう一つのハードフォーク

上海の後、開発者は2023年秋に2回目のハードフォークも計画している。このフォークでは、EIP 4844とも呼ばれる大規模なスケーリングアップグレードに対応することになる。「プロトダンクシャーディング」と呼ばれるEIP 4844は、より多くの取引を処理するためにネットワーク容量をさらに向上させるだろう。

さらに、EIP 4844は「シャード・ブロブ・トランザクション」と呼ばれる新しい種類のトランザクション形式をEthereumにもたらすだろう。これにより、ブロックチェーンアプリのスケーリングニーズに対応しながらオフチェーンデータを保存し、一時的にEthereumノード経由でアクセスすることが可能になる。

今後数ヶ月間、Ethereumの開発者は上海のアップグレードのためのコードのテストに取り組む予定だ。先月11月、イーサリアムの開発者たちは、上海ハードフォークに伴って発生する可能性のあるEIPの一部に関連するバグを解決するための山東テストネットも立ち上げている。

昨日のコール後、開発者たちは来週12月15日から16日までに上海の新しいパブリックテストネットを立ち上げることに合意した。このように、イーサリアムの開発者は上海ハードフォークの立ち上げを可能な限りスムーズに行うために、あらゆる努力を傾ける予定だ。

本記事は下記出典元の許諾の上、翻訳版記事を掲載しております。

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