ブラックロックのIBIT、ビットコイン価格が5万7000ドルを突破し、取引額が10億ドルを突破

Coinspeaker 2024.02.28

取引の急増は、マイケル・セイラーがマイクロストラテジーがBTCの保有を拡大したことを公表したことによるFOMOなど、いくつかの要因によると考えられる。

ビットコイン（BTC）は上昇を続け、ブラックロック・インク（NYSE: BLK）のiシェアーズ・ビットコイン・トラスト（IBIT）の月曜日の取引額が10億ドルを超え、57,000ドルの大台を超えた。

1 ブラックロックのIBITが波紋を呼ぶ
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ブラックロックのIBITが波紋を呼ぶ

ブルームバーグ・インテリジェンスのシニアETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏によると、このマイルストーンにより、IBITは全ETFの中で11位、株式全体では上位25位内に入った。同氏は、9つのビットコインETFが合計で24億ドルを突破し、これらの投資商品がデビューした1月11日に記録した過去最高をわずかに上回り、史上最高出来高記録を更新したと指摘した。

なかでもブラックロックのIBITは、13億ドル以上の取引高を記録し、前回の記録から30％増加した。ビットコインETFの人気が高まっていることは、月曜日のビットコインETFのスポット取引総額が32億4,000万ドルを超え、記録的な取引量となったことで証明されている。

グレイスケールのGBTCが8億4360万ドルの取引でトップとなり、フィデリティのFBTCとアーク・インベストのARKBがそれぞれ5億8730万ドルと2億6560万ドルを記録して続いた。DEFIのティッカーを持つHashdexのBTC先物ETFは、2億1700万ドルでリストの最後だった。

取引活動の急増は、マイクロストラテジー・インク（NASDAQ: MSTR）のマイケル・セイラー会長が、同社がBTCの保有を劇的に拡大したと公表したことによるFOMO（Fear of missing out：取り逃がし恐怖症）など、いくつかの要因によるものと考えられる。セイラー氏は、MicroStrategyが3,000 BTC（1億5,500万ドル相当）をポートフォリオに追加し、合計が193,000 BTCになったことを明らかにした。

アナリストはまた、早ければ5月にも承認されると予想されるイーサリアム・スポットETFを巡る楽観論がクリプト市場の上昇に寄与していると推測している。注目すべきは、コインベース・グローバル社（NASDAQ: COIN）が最近、グレースケールのイーサリアム信託をETFに転換する入札を支持し、イーサリアムが非証券であることを強調したことだ。

この進展は、最近のレポートによると、投資家がビットコインとイーサリアムの投資ビークルに資金を注ぎ込み続けていることを示すもので、デジタル資産投資商品は先週5億9800万ドルの資金流入を記録し、4週間連続のプラス流入を延長した。ビットコイン商品は5億6950万ドルの資金を集め、イーサリアムは1680万ドルで2位だった。

S&P500指数（INDEXSP: .INX）は約0.2%下落し、ナスダック総合指数（INDEXNASDAQ: .IXIC）は0.03%の小幅上昇で横ばいとなった。