ビットコインの採掘収入は現在、1日当たり毎秒テラハッシュあたりわずか0.060ドルだ。
ビットコインのマイニング収入(別称ハッシュ価格)は、昨年11月にFTXが崩壊して以来の水準まで下落した。これは、BTC価格が約16,500ドルという市場サイクルの安値まで下落したときのことだ。
言ってみれば、ハッシュ価格はマイナーたちが1テラハッシュあたりいくら稼ぐかを測るものだ。このことは、ハッシュ価格がマイニング事業者の収益性を示す指標の一つであることを意味する。
BTCハッシュ価格が6セントに急落
既報の通り、ビットコインのネットワークハッシュレートは最近、毎秒414エクサハッシュ(EH/s)を超え、その過程で過去最高を記録した。Blockchain.comによると、ネットワークハッシュレートは1年間で54%以上、過去12カ月で80%以上急増している。しかし、これはビットコインネットワークの安全性を強調しているに過ぎない。
一方、マイニング収入は同期間とはいえ、落胆するほど伸びている。HashPriceIndexのデータが示すように、ビットコインのマイニング収入は現在、1日あたり1秒あたりテラハッシュあたりわずか0.060ドルだ。これは5月上旬の収益から約50%の減少である。 しかし、当時はビットコイン・オーディナルズ銘刻ブームでブロックスペースの需要が高かった。
一方、ビットコインのハッシュ価格とハッシュレートが対照的であることは、深刻な懸念材料ではないかもしれない。市場アナリストのディラン・ルクレア氏によれば、より効率的な新型リグは今後も生産され続ける。しかし、長期的に見ればこれほど高いハッシュレートで採掘が採算を維持するためには、価格はまだ上方修正されなければならない、とルクレア氏は付け加えた。
しかし、採掘業者にとっては、現状を打開するための手段が編み出されているようだ。例えば、第2四半期には多くのビットコインマイナーが資金を得るために株式売却に頼った。
上記の発言を整理すると、ブルームバーグは8月24日、株式公開されている主要マイナー12社が、第2四半期に株式売却によって4億4000万ドル近くを調達したと報じた。
本記事は下記出典元の許諾の上、翻訳版記事を掲載しております。
「NFT×写真」のゲーム!GALLUSYSのSNPIT(スナップイット)とは?
NFTによる参加型の街づくり!東急の「SHIBUYA Q DAO」とは?
商業利用できる!ディー・エル・イーのWeb3プロジェクト「鷹の爪団NFT」とは?
日本発のブロックチェーン!Astar Foundationがアジア市場に注力する理由とは?
Web3と規制・政策の「いま」と「これから」 元当局者・クエストリー内田氏が読み解く国家戦略の行方
レイヤー2「INTMAX」とは?真の金融インフラを開発する日置玲於奈氏の展望に迫る
ログイン
新規登録(無料)