メタバースが加速度的に進化している。XR、ブロックチェーン、AI、5G、IoTなどのメタバースに関係する技術群が急激な速度で進化しているからだ。2023年の生成AIの急速な発展は、その進化を大きく前進させた。
かつて、日本はスマートフォンの爆発的な普及の波に、完全に乗り遅れてしまったという苦い経験がある。その結果、日本はGAFMAを始めとしたビッグテックに情報産業のイニシアチブを握られている。
一方、メタバースの本格的な普及と発展はまさにこれからだ。しかも、日本にはメタバースを活かせるビジネスやコンテンツが多く存在する。
日本が味わった過去の苦い経験を繰り返すわけにはいかない。メタバースは先端IT分野で日本がイニシアチブを取れる大きなチャンスになるだろう。そんな危機感と可能性のもと、一般社団法人Metaverse Japanは設立された。
メタバースの未来の行方は?日本のメタバース最新事情は?
一般社団法人Metaverse Japanの共同代表理事で、元Facebook Japan 執行役員、現在はPwCコンサルティング合同会社のパートナー執行役員を務める馬渕 邦美氏に聞いた。
一般社団法人Metaverse Japanの共同代表理事 馬渕 邦美氏
ー一般社団法人Metaverse Japanについてご紹介ください。
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