カルビーといえば、誰もが知っている人気の食品メーカー。国内スナック菓子市場で圧倒的な人気を誇り、数々のヒット商品を生み出し続けている。
近年は積極的な海外展開を行い、連結売上高2,454億円。「ポテトチップス」「じゃがりこ」などの主原料となるばれいしょに関する専門力を高め、時代の変化を捉えた商品企画・開発力と自然素材を活かす加工技術で、おいしさと楽しさを創造するリーディングカンパニーだ。
そんなカルビーがWeb3.0を活用し、顧客体験(CX)を高める取り組みを始めている。スナック菓子とWeb3.0がどのように融合し、どんな価値を提供できるのか?
カルビー株式会社でマーケティング本部CXデザインチーム マネジャーを務める関口洋一氏に、カルビーの新たな挑戦と今後の展望について聞いた。
カルビー株式会社 マーケティング本部CXデザインチーム マネジャー 関口洋一氏
もっとお客様とダイレクトにつながり、カルビーが提供できる新しい顧客体験を創造していきたいからです。
世の中には競合する商品が溢れていて、おいしさだけで差別化することが難しくなっています。それでも、カルビーを選び続けていただくためには、カルビーならではの体験を通してお客様との距離を近づけていく必要があると考えています。
カルビーでは、「FARMade(FARM+Madeの造語)」をコンセプトに、商品の原点である畑や、契約生産者さんとの関係性を訴求。また、お子さま向けの食育プログラム、カルビー工場見学などの取り組みも行い、差別化を図っています。
こうしたリアル世界での取り組みは、お客様にカルビーならではの良い体験を提供できていると考えています。カルビーをより深く知っていただくことによって、お客様の安心感や信頼感のアップにつながっているからです。
しかし、さらに多くのお客様に新しい顧客体験を提供するためには、リアルな世界だけでは限界があります。距離や時間、コストなどがネックとなるからです。
そのため、デジタルな世界も活用し、Web3.0に基づいた取り組みを行えば、より身近にカルビーを感じていただけるお客様を増やすことができると考えています。これまでになかった顧客体験を提供し、お客様の反響もダイレクトに感じることができるからです。
ーでは、Web3.0の活用が目的ではないということでしょうか?
カルビーが提供したい顧客体験の実現が目的であって、Web3.0の活用はその手段に過ぎないと考えています。お客様がカルビーに求めるもの、カルビーがお客様に発信するメッセージ、そのマッチングができるチャネルのひとつがWeb3.0です。
Web3.0を前提にマーケティングや企画開発を行っているわけではありません。
しかし、Web3.0を活用したバーチャルな体験は、より多くの方に新しい価値を提供したり、これまでになかったワクワクするような企画を楽しんでいただけると思います。
価値ある顧客体験が提供できるのであれば、Web3.0を積極的に活用していきたいと考えています。
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