ユービーアイソフトは、ビデオゲーム「アサシン クリード」シリーズの全世界での販売本数が2億本を下回らないと主張している。
Web3.0の分野で最も著名なゲームパブリッシャーの1つであるにもかかわらず、ユービーアイソフトはまた新たな動きを見せた。Just Dance」や「Far Cry」などの人気ゲームを手がけるユービーアイソフトは、「Non-Fungible Token(NFT)」という遊びを新たな次元に引き上げようとしている。Integral Reality Labsと提携したユービーアイソフトは、人気アクションシリーズ「アサシン クリード」を中心としたNFTコレクションを制作する予定だ。
報道によると、「Assassin’s Creed Smart Collectibles」と呼ばれるこのコレクションは、NFTのアクセス・パスだ。このパスはPolygonネットワーク上で鋳造され、物理的なペアや実際のゲームにインスパイアされたアイテムを持っている。つまり、所有者は鋳造された「デジタルソウル」NFTを、ゲームシリーズのさまざまなヒーローを表現したユニークな3Dプリントアートである物理的な収集品と交換することができる。
興味深いのは、発送を待つ間所有者はコレクティブルを操作して、さまざまな服装や武器を選ぶことができることだ。また、さまざまなポーズを選択することもできる。しかし、一度印刷され出荷されるとそれ以上のカスタマイズはできない。
ただし、NFTには様々なレアリティが存在することをお伝えしておく必要がある。つまり、レア度が高ければ高いほどカスタマイズの幅が広がるのだ。
もうひとつ興味深いのは、各コレクタブルにはNFC(近距離無線通信)チップが埋め込まれていることだ。このNFCによって、所有者はスマートフォンの対応アプリを介して自分のキャラクターのデジタル版を見ることができる。
ユービーアイソフトはまだ正式な価格詳細を発表していないが、金曜日から先行販売を開始し、5月16日に正式な造幣局を開設する予定である。
ユービーアイソフトがIntegral Reality Labsと組んでこのようなプロジェクトを行うのは、今回が初めてではないことは特筆すべきだろう。このコンビは以前にも、今回と同じようにカスタマイズ可能な3Dプリントのコレクターズアイテムをリリースするために共同作業を行ったことがある。しかし、以前のコラボレーションはデジタルとのタイアップがなく、『アサシン クリード』、『Tom Clancy’s Rainbow Six』、『For Honour』といったゲームを題材にしたものだった。
一方、ユービーアイソフトは、NFTへの揺るぎない関心を示し続けている。同社は2021年、主要なビデオゲームのゲーム内NFTアイテムを初めてリリースした。PC版「Tom Clancy’s Ghost Recon Breakpoint」向けにTezosベースの武器とアセットスキンをリリースしたときだった。
本記事は下記出典元の許諾の上、翻訳版記事を掲載しております。
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