企業によるNFTの活用が進んでいる。いわゆるユーティリティNFTと呼ばれるリアルな世界での実用性や付加価値が高いNFTだ。ユーザーにとっては、お得な割引や楽しい体験ができる。企業にとっては、集客をアップしたり、ファンを囲い込んだりできる。
しかし、NFTの活用には課題がある。一般の人たちがNFTマーケットプレイスやデジタルウォレットを使いこなすのは複雑で難しいからだ。
そんな課題を解決し、NFTのマスアダプションを推進する企業がシンシズモ株式会社だ。同社が提供する『NFTauth(エヌエフティオース)』なら、誰でも簡単にNFTをビジネスに活用できる。
シンシズモが展開する「NFTauth」とは?ユーティリティNFTが未来をどう変えるのか?
シンシズモ株式会社 CEO 赤川 英之氏にNFTauthが提供する価値や今後の展開について聞いた。
※マスアダプション…あらゆるユーザー層に普及すること
シンシズモ株式会社 代表取締役 赤川 英之氏
シンシズモは、ブロックチェーンを活用し、あらゆるサービスや権利をトークン化(デジタル化)することで、ひとつでも多くの価値をより多くの人々に分配できる流通基盤の構築を目指している会社です。
NFTの配布から現場での認証まで、トークンライフサイクル全体にわたってソリューションを提供しております。NFTを利用したマーケティング企画、製品開発に関するコンサルティング業務および市場調査やプロダクト調査業務も行っています。
NFTはアートだけでなく、建築物や不動産、金融、イベントなど、有形無形を問わずあらゆるモノや権利の価値を拡大することが可能です。『創造経済を拡大する』というミッションのもと、NFTのユーティリティ活用を推進しています。
しかし、NFTの活用は、従来のサービスと比較して利用フローが複雑であるなど、マスアダプションに向けた課題が少なくありません。複雑でわかりにくいNFT活用を、シンプルでわかりやすいプラットフォームを開発することによって解決していきます。
ー赤川様の役割やご経歴を教えてください。
シンシズモのCEOを務めています。シンシズモは、2022年3月14日に設立したスタートアップ企業です。
これまで第三者割当増資による資金調達を行ったり、Microsoft for Startupsに採択されたりしてきました。国内のWeb3企業との業務提携を行い商流を拡大しながら、NFT関連のサービス開発・運営などを行っています。
設立して間もない企業なので、とにかくスピードを意識しています。NFT領域は変化も激しい世界なので、いろんな挑戦を試しつつ、考えながら走り続けています。企画開発とサービスローンチを繰り返していますので、中には世に出ることなく打ち切りにしてしまう事業もあります。とにかく数を打ってみて、将来的に価値がありそうな領域にリソースを集中投下していくという手法でやっています。
会社設立当初はマーケットプレイスとブロックチェーンゲームが組み合わさったような企画を考えたり、自社でNFTコンテンツを作成したりしていましたが、とにかくNFTの時流の変化が激しいため、短期間で開発~リリース~効果検証までできないと、NFTの世界では戦えないと感じました。
NFTを活用するためのプラットフォームなら、短期間で開発してリリースもでき、効果検証もスピーディに行えます。水平展開もしやすいため、さまざまな業種や業界の課題を解決できます。
そこで現在は、主力事業の一つである『NFTauth』に注力しています。『NFTauth』は、QRコードとスマートフォンで完結するエンタープライズ向けのNFT認証ソリューションです。
『NFTauth』を使っていただければ、簡単にNFTの認証ができるので、イベントやお店でNFTを活用した企画やお得なキャンペーンを展開して、集客や売上を増やすきっかけを作ることができます。
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