企業・組織の枠を越えて、ヒト・モノ・データの“デジタルトラスト”をトータルに支える仕組みづくりを目指すNEC

ブロックチェーンやメタバース、そしてweb3といった新しいデジタルテクノロジーは、多くの企業にとって新たなビジネスチャンスの源泉とも言える存在と言っても過言ではないだろう。しかしながら、それらのテクノロジーがより実用的な領域で活用されるようになるほど、課題となってくるのがデータの安全性だ。

そうしたなか日本を代表するIT企業であるNECでは、デジタル変革におけるデータ活用の安全性といった課題をいち早く認識。課題解決を可能にする技術を独自開発するとともに、ヒト・モノ・データに関する信頼性を担保する仕組みづくりに企業・組織の枠を越えて取り組んでいる。

そこで今回、そうした活動をリードする、NEC デジタルビジネスプラットフォームユニット 生体認証・映像分析統括部 ビジネス開発グループのディレクター 樋口 雄哉氏と、シニアプロフェッショナル 岩堀 耕史氏に話を聞いた。

NECの新たな強みづくりを担う部門

NEC デジタルビジネスプラットフォームユニット
生体認証・映像分析統括部 ビジネス開発グループ ディレクター 樋口 雄哉氏

──まず、NECの生体認証・映像分析統括部の事業内容や体制などについて教えてください。

樋口氏:「生体認証・映像分析統括部」という名称からおわかりの通り、主な生業は生体認証と映像分析です。
生体認証というのは以前より政府、空港等で広く採用されてきましたが、近年ではマンションやホテル、コンサート会場やエンターテイメント施設、店舗決済やオンライン本人確認など、幅広い用途で急速な活用が進んでいます。そして映像分析についても、街中での人流の解析や、工場の安全管理など用途が広がりつつあります。

こうした生体認証や映像分析をはじめとするNECのコア技術をDX商材としてお客様に提供しています。市場のお客様の声に耳を傾けながらエコシステムを展開してDXに貢献していく──そうして新たなNECの強みづくりをしていくことこそが当部門のミッションなのです。

 

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