NFTの世界においても、日本のサブカルチャーは大人気だ。その証拠として、日本のアニメや漫画をモチーフとした有名NFTコレクションが、数多く取引されている。しかし残念なことに、日本人の関与がないプロジェクトも多々見受けられる。
このように、日本国内には優秀なクリエイターが存在しているにも関わらず、グローバルの場では後塵を拝している状況だ。原因として、プロモーションやマーケティング戦略の弱さが挙げられる。海外に進出する上ではコンテンツの質だけでなく、組織的なPRや拡販サポートも重要なのだ。これはNFTプロジェクトに限った話ではなく、日本のサブカルチャー全般における課題である。
こうした中、日本のサブカルチャーを世界に届けるために奮闘する企業がある。インターネットによるコンテンツプロデュースを得意とする株式会社Minto(東京都港区)だ。ブロックチェーンを駆使したIP(知的権利)ビジネス展開にも、いち早く取り組んでいる。特に着目すべきは、自社で立ち上げたブロックチェーンゲームの版権による収益を放棄し、ゲームのユーザーで構成されるDAOへ権利譲渡した過去を持つ点である。営利を追求するべき株式会社において、版権の維持は何よりも重視される。しかし一体、なぜDAOへ権利を譲り渡してしまったのか。そうすることでMintoは何を得たのか。
今回は、同社の代表取締役 水野和寛氏へMintoの異色の戦略を中心として、以下の項目について聞いた。
Web3領域でのコンテンツ展開を目指す読者にとって、グローバル進出に向けたヒントを得られるであろう。
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