Web3ならではの特徴が、「DAO」を軸としたプロジェクト運営である。このDAOではインターネットを介してさまざまな人が交流し、新たな企画が次々に誕生する。予測不可能な展開に発展する事例も多く、Web3文化の醍醐味の一つとなっている。数え切れないほど多くのDAOが組成され、様々なWeb3プロジェクトが進行している。
このような中で、現代アートに力を入れているDAOが、「GORO-DAO」だ。芸術家のGORO氏を慕うファン達が集っており、Web3時代の新たな芸術を模索している。このGORO-DAOにはさまざまな特技を持ったメンバーが所属しており、幅広い分野の芸術に取り組んでいる。なおGORO-DAOでの活動内容について、以下のインタビューで特集した。
このGORO-DAOにおける取り組みの一環が、音楽活動である。GORO-DAOを拠点とするヒップホップユニット「GORO瞳孔ヒラキッパーズ」が結成されており、NFTを活用した音楽活動を展開しているのだ。今回は、GORO瞳孔ヒラキッパーズの「₿pluto(@plutoplutosawai)」氏と「ビーパン(@cryptobeatz2017)」氏へDAOを拠点とした音楽プロジェクトについて、以下の項目を中心に聞いた。
DAOにおける創作活動に興味を持つ読者にとって、DAOを拠点とする音楽ユニットが示す実例は大いに参考となるであろう。
GORO瞳孔ヒラキッパーズ プロデューサー ビーパン氏
ーまず「GORO瞳孔ヒラキッパーズ」の概要について、お聞かせください。
ビーパン氏:GORO瞳孔ヒラキッパーズとは、GORO-DAOを拠点に活動する音楽ユニットです。「GORO氏の聖歌隊」という位置づけであり、ヒップホップの楽曲やライブを通じてGORO氏の素晴らしさを発信しています。
₿pluto氏:GORO瞳孔ヒラキッパーズのメンバーは、6名です。GORO氏を筆頭に、プロデューサーやラッパーで構成されています。加えて、メタバース空間でのイベントを得意とする3Dアーティストも所属しています。
GORO瞳孔ヒラキッパーズ ラッパー ₿pluto(プルート)氏
ーお二方について、自己紹介をお願いします。
₿pluto氏:私は、ラッパー兼ファウンダーの「₿pluto(プルート)」です。20歳から10年ほどの期間、吉本興業で芸人をしていた経歴があります。その後はラッパーに転身し、本業の傍らでGORO瞳孔ヒラキッパーズの活動に参画しています。
ビーパン氏:私はプロデューサーの「ビーパン」です。20年を超える音楽活動歴があり、楽曲制作を通じてGORO瞳孔ヒラキッパーズを支えています。
ーお二方がGORO-DAOに加入したきっかけについて、お聞かせください。
₿pluto氏:SNSでGORO氏を知り、彼の考え方に共鳴した出来事がきっかけです。私はもともと暗号資産に投資をしており、その延長線上でNFTにも興味がありました。そこで、自身が得意とするヒップホップのジャンルで音楽NFTを発行していたのです。そのような活動の最中に、SNSでGORO氏の存在を知りました。
GORO氏は伝統的な芸術の世界でなかなか認められず、その怒りをぶつけるようにWeb3の世界に挑んでいました。加えて、借金取りから逃れるために離島に移り住んでいたのです。このようなGORO氏のロックな精神に共感したため、GORO-DAOで共に活動する決意をしました。
ビーパン氏:私は、₿pluto氏との交友を通じてGORO氏の存在を知りました。
私は、2021年頃からヒップホップのNFTプロジェクトに挑戦していました。まだこの頃は音楽のNFT自体が珍しく、私以外にヒップホップのNFTに取り組んでいる人が見当たらなかった時期です。しかし、そのような環境下で唯一見つけられた人物が₿pluto氏でした。
この₿pluto氏と交流する中で、GORO氏の存在も知りました。GORO氏のクレイジーな人柄に触れて、波長が合うと感じたのです。この時の出会いをきっかけとして、GORO-DAOに参画するようになりました。
ー「GORO瞳孔ヒラキッパーズ」が発足した経緯について、お聞かせください。
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