Treasure DAOがエンド・ツー・エンドのゲーム・エコシステム「Treasure Infinity Chains」を発表

トレジャーチェーンは、アービトルムのロールアップ技術を使用して構築され、手頃な料金でプレイヤーに卓越したゲームプレイ体験を提供することを目指している。

Treasure DAOは、新プロジェクト「Treasure Infinity Chains」を通じて、「ゲームの相互接続ネットワーク」を構築するという主要ビジョンの達成に近づいている。X（旧Twitter）への投稿を通じて、DAOはこの野心的なゲームプロジェクトの概要を網羅したライトペーパーを公開した。

その締めくくりとして、クロスチェーンのゲーム体験を拡張するための相互運用性プラットフォームを構築している。このプラットフォームは、トレジャーチェーンとインフィニティチェーン（ゲーム固有のカスタマイズや実装）のネットワークを包含する。別の言い方をすれば、このプロジェクトはMAGICトークンによってシームレスなクロスチェーンゲーム体験を提供する。

本プロジェクトには、開発者向けの2つの重要なツールセット、トレジャー開発キット（Treasure Development Kit: TDK）とトレジャー管理コンソール（Treasure Management Console: TDM）がある。TDKは、UnitやGodotといった様々なゲームエンジンのマルチプラットフォーム対応を提供する。また、ゲームロジックやトークンの作成も可能になります。さらにTDMは、プレイヤーIDやメトリックスなどの管理とともに、ゲーム構成のカスタマイズサポートを可能にする。

特筆すべきは、トレジャーチェーンはArbitrumのロールアップ技術を使用して構築され、手頃な料金でプレイヤーに卓越したゲームプレイ体験を提供することを目指していることである。このプラットフォームは、ID、マーケットプレイス、決済、AMM（自動マーケットメーカー）、LiveOpsなどの主要機能を備えている。

ゲーミングエコシステムにおけるMAGICの役割

上記の野心的なプロジェクトの中心にあるのがMAGICトークンである。2021年9月にローンチされたMAGICは、より大きなトレジャーのエコシステムにおいて、プレイヤー、ゲーム、コミュニティをつなぐ重要なクロスゲーミング通貨となっている。

このトークンは、ガバナンスからステーキングまで、多目的ユーティリティのユースケースを持っている。このプロジェクトでは、MAGICはクロスチェーンインフラストラクチャの手数料トークンとなる。結果として発生する取引手数料の一部は、両エンティティの目的と運営が一致するようにArbitrumと共有される。

プロジェクトのスケジュールに基づき、Treasureは2024年第1四半期までにテストネット上でTreasure Infinity Chainsを展開し、早期普及を図る。しかし、正式なメインネットのローンチは、主要なチェーン機能の評価を可能にするため、2024年第3四半期までに予定されている。

MAGIC価格はこのニュースにどう反応したか？

ほとんどの場合、このような開発ニュースや提案は常に原資産トークン価格に影響を与える。過去24時間のMAGICの値動きを見ると、少なくとも今のところ強気の見通しはない。

同トークンは月次ベースで28％上昇したものの、報道時点では日次ベースで10％下落した。Coinmarketcapによると、記事執筆時点では1.26ドルで取引されている。今後予定されているTreasure Infinity Chainプロジェクトでユーティリティの利用が増えることで、価格チャート上の需要がどのように高まるかはまだ分からない。

本記事は下記出典元の許諾の上、翻訳版記事を掲載しております。

source