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META BANK設立の背景

現在、新たなテクノロジーによる、歴史的な大転換が起ころうとしています。2022年3月米メタCEOのマーク・ザッカーバーグ氏は、SWSXの講演においてメタバースを「インターネットの次の章」と表現しました。
2004年の創業以来、モバイル・インターネットの普及と共に、Facebookを世界的なサービスへと成長させた彼らは、「メタバース」をその後継として位置付けています。そして、メタバース体験を相互運用できるインフラを構築するという点で、ブロックチェーンの重要性を強調しています。

その一方で、メタ社以外にモバイルファーストの時代を躍進してきた有識者の一部からは、メタバースおよびブロックチェーンに対する懐疑的、ないしは否定的な言説も多く見られます。つまり、メタバースやブロックチェーンを本格的に普及させるためには、様々な課題が山積していると主張しています。

しかし、現在のブロックチェーンやメタバースに対する社会的熱狂を考慮すると、時代の変革者たちが予言する歴史的な大転換に対して、強い説得力と一定の確実性を期待せずにはいられません。モバイルファーストからバーチャルファーストへと時代が転換し、メタバースが人々の生活の中心にインターネットを持ち込み、ブロックチェーンが価値の流通を変革する。このような社会の中で、世界を舞台に戦おうとするスタートアップが数多く誕生しており、それは日本においても例外ではありません。

ただ、日本の現状に目を向けると、既存大手企業による世界をリードするようなチャレンジはこれまで同様に少なく、モバイルファーストの時代の出遅れをバーチャルファーストの時代においても繰り返そうとしています。その原因の一つは、ブロックチェーンやメタバースに関する情報の散在と複雑性、そしてそれらを集積し、多様なユーザに向けて解説する情報源の不在です。

この課題に対して我々がMETA BANKという解決策を示すことで、国内のビジネスパーソンの知識の補充および日本企業が次の時代へとシフトする一助となれば幸いです。